探偵作家・雑誌・団体・賞名辞典-ろ-


六郷一(ろくごう・はじめ)

本名小林隆一。1910年(明43)、東京浅草生まれ。
初めて書いた創作が「中央公論」新人賞の選外佳作となり、小説家を志す。
土師清二の紹介で本名にて「大衆倶楽部」に「盗人」を掲載。
戦時中は反戦運動に投じ、逮捕される。筆名の由来は、監獄の番号が651だったため。
探偵小説としては、 1948年(昭23)に、覆面作家名義で「平凡」に「夜行列車」が掲載された。
1990年(平2)、死去。

幻影城掲載誌:16/


ロック

ロック創刊号表紙 1946年(昭21)3月創刊。筑波書林発行。編集者は山崎徹也、のちに市川道雄。三号からは中島親が編集顧問となる。
戦後、もっともはやく創刊された探偵小説専門誌で、創刊号にはコール夫妻の長編の第一回が掲載(二回で中絶)された。二号には小栗虫太郎の絶筆「悪霊」第一回が掲載され、三号からは、海野十三の助言によって横溝正史の「蝶々殺人事件」が掲載された。
また、木々高太郎が随筆「新泉録」で文学第一主義と唱え、探偵小説第一主義を提唱する江戸川乱歩と「一人の芭蕉」をめぐる論争をした。
1949年(昭24)8月までに26冊、別冊3冊を刊行。その後、1950年(昭25)年4月までに6冊を刊行するが、うち2冊は既刊号と内容が同一。ほかに「ロック探偵業書」3冊がある。
写真は「ロック」創刊号表紙。

幻影城掲載誌:12/



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